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訪問看護への想い
2022.11.27

訪問看護ステーションココアでは、看護師とセラピストの連携に力をいれています

当社には、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士(以下セラピスト)、看護師が多数在籍しております。
看護師は心身の状態や生活環境、家族の状況を包括的にアセスメントし、心身の健康管理や療養生活継続の支援、他職種との連携を担っております。また、病状の予後予測をしていくとともに、合併症の発症、生活状況の悪化を早期に発見し、予防することが重要です。
一方セラピストは主に、身体・精神機能、日常生活動作および住環境・福祉用具などの環境面をアセスメントしており、基本動作や言語・聴覚機能の習得を中心に様々な訓練を行うことで、利用者様の状態に合わせた支援を実施しています。

複数の職種が利用者様に訪問することにより、より専門的な評価やアプローチが行えます。また多職種で情報交換や問題解決のための議論をすることで「より利用者様らしい生活」ができるよう個々に合わせたケアを行えることが当社の特徴です。

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それでは実際に現場ではどのような連携を行っているのか、具体的にご紹介いたします。

・嚥下機能が低下している方に看護師と言語聴覚士が訪問する場合、言語聴覚士による嚥下機能評価、食事のトロミの程度の提案、姿勢や首の角度などその方に合った姿勢の指導等を行い、それらの内容を看護師も継続して指導します。

・セラピストのみ訪問している利用者様で、褥瘡などの皮膚トラブルや巻き爪・肥厚などの爪のトラブルを発見する場合があります。そういった場合、看護師が皮膚の状態や爪の状態を確認し、主治医へ状況報告を行い、当社看護師が処置を行うなど、迅速に対応を行います。

・圧迫骨折の方の入浴ケアの介助にて看護師が訪問する場合、浴室までの移乗や移動の際には利用者様の負担や転倒の危険が伴います。それらのリスクを軽減するためセラピストが環境の評価を行います。例えば、浴室内の手すりやベストポジションバーの設置位置、移動の手順、浴槽跨ぎの方法の検討、浴槽からの立ち上がり方法など。利用者様がより安全に入浴できるよう連携を行います。

このように他職種それぞれの視点で利用者様を評価しアプローチすることにより、より質の高いケア、利用者様のニーズに沿ったケアを行うことができます。これからも看護師とセラピストが連携し、ご利用者様が安全で自分らしい生活をご自宅で送れるよう尽力してまいります。

文責:吹田事業所 管理者 棚町

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