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2022.08.07

言語聴覚士のお仕事ー訪問看護での役割ー

『「言語聴覚士さんはどんなことをされるんですか?」というご質問を頂くことがあります。リハビリのお仕事ということもあり、日常生活の中で皆さまに知って頂く機会は少ないのかなと思います。そこで今回は「言語聴覚士」について紹介させて頂きます。

◆言語聴覚士とは
言語聴覚士(Speech-Language-Hearing Therapist)。「ST」という略称でも呼ばれます。1997年国家資格制定。資格としては比較的新しい職種になります。おもに「ことばによるコミュニケーション」「食べること(摂食・嚥下)」「高次脳機能」に問題がある方を支援する専門職です。

◆言語聴覚士の活動の場
【医療施設】大学病院、総合病院、リハビリテ―ション病院、診療所など
【保健施設】介護老人保健施設、デイケアセンター、訪問看護ステーションなど
【福祉施設】特別養護老人ホーム、デイサービスセンターなど
【教育機関】小中学校、特別支援学校など

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◆言語聴覚士のお仕事
以下のような問題について検査・評価を行い、必要に応じてリハビリの訓練メニューを立案・実施しています。
【言語障害】「ことばによるコミュニケーション」には、言語、聴覚、発声、発音、認知など、さまざまな要素が関係していますが、病気、突然の事故、発達上の問題などで、このような機能が損なわれることがあります。一例として「失語症」、「構音障害」、「聴覚障害」、「発声や発語の障害」、「ことばの発達の遅れ」、「吃音」などが挙げられます。

【嚥下障害】脳卒中、廃用症候群、舌の手術などによって、「上手に噛めない」「上手く飲み込めない」など、食べることについて問題が生じます。「誤嚥性肺炎(食べ物や飲み物が気管の方に流れ込むことによって生じる肺炎)」も嚥下障害に深く関係しています。

【高次脳機能障害】脳卒中、交通事故などによる脳外傷、脳炎・低酸素脳症などが原因で、脳に損傷を受けたためにおこる障害です。「記憶障害」、「注意障害」、「遂行機能障害」などの症状がみられ、日常生活・社会生活に困難が生じます。

◆ココアの言語聴覚士
現在、ココアでは男性、女性合わせて6名の言語聴覚士が在籍しており、土曜日、祝日、ゴールデンウィーク、お盆などの訪問も実施しています。急な予定変更による振替代行についても、柔軟に対応させて頂きます。

無料の機能評価や、お試しでのリハビリも実施しています。ココア以外の訪問看護サービスを利用している場合でも、ココアの言語聴覚士を利用することが可能です。

ことばによるコミュニケーションや、食べることについて、「何か今までと違ってやりにくいな…」など、ちょっとした疑問や不安なことがございましたら、お気軽にココアまでお問合せください。

スタッフ一同、皆さまのお力になれることを心より願っております。

文責:脇阪

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