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ココアスタッフの働き方
2023.12.28

☆これからも利用者様の在宅生活を支える存在でありたい☆(看護師 在籍3年目)

私はココア在籍3年目の看護師です。

訪問看護ステーションに務めるのは今回が初めてでしたので、最初は運転が不安だったり、看護ケアが時間内に終わらなかったりと、いつかできるようになるのかと毎日不安と緊張でいっぱいでした。

ココアでは3か月間の研修期間があります。オリエンテーションに始まり、先輩看護師への同行、訪問看護チェックシートでの確認、定期的な面談等を経て、今では元気に「いってきます!」と訪問しています。

また困難なケースを担当しても、看護チームで話し合ったり、様々な工夫をすることで、今では前向きな気持ちで仕事をすることができています。

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ケアマネージャー様からの訪問看護へのご依頼内容は様々で、困難ケースも多々あります。

1例ではありますが、そもそも利用者様がサービスを受け入れてくれないケースもあり、ご家族様はサービスを必要と思っているが、利用者様本人はサービスを拒否しているパターンです。

ケアマネージャー様からは、「介護支援拒否のある方だが、まずは看護師で信頼関係を築いて他のサービスが受けられるようにして欲しい」と訪問看護が各サービス利用のきっかけ作りの役割を担うことがあります。

このようなケースではご家族様やケアマネージャー様からのニーズである「服薬管理」や「清潔援助」等に最初から介入することは困難です。

そういったケースの際は、まずはご利用者様のお話を傾聴し、関係性作りから始めていきます。そしてわれわれ訪問看護師が自宅に来ることに慣れていただくように関わっていきます。

そしてお話を傾聴してく中で生活の困りごとを探っていきます。

例えば「足の爪は切りにくくありませんか?」と伺うと、「硬くて何ヶ月も切っていない」「目が見えにくくて切れない」とお話くださることがあります。

このように、本人様が困っていることをしっかりと聞き取ることで介入のきっかけとし、徐々に家族様やケアマネージャー様からのニーズであるケアも含めていくなど、本人様に向き合ってゆっくり看護ができるのが訪問看護だと思います。

高齢者の方の中には肥厚爪、変形、爪白癬などで悩みを抱えているケースが多く、爪のケアから信頼関係を築いていけることも少なくないと感じています。

ココアでは看護師全員に、爪切り、ニッパー、電動爪ヤスリなどをお渡ししています。爪切りやニッパーではリスクがある爪でも、電動爪ヤスリで少しずつケアを継続することで状態が改善されていきます。

自身の気にしていた部分が改善していくことで、信頼して頂けることも多いと感じます。

爪ケアでは一定期間、定期的に訪問するため、訪問の際には生活場面で困っていることはないか、危険な部分はないか等、評価を繰り返しケアマネージャー様と情報共有を行います。

そして訪問ヘルパー様や福祉用具の業者様、デイサービス様等の介護保険業者様と協同し、本人様がご自宅で安心して暮らせるようチームで関るのです。

このようにゆっくりと時間をかけて関係を築いていき、チームで利用者様の生活に寄り添えるところが、訪問看護の奥深さだといまは感じています。

私はこれからも利用者様の在宅生活を支える存在でありたいと思います。

宝塚事業所 看護師 N さん

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